もう一つの世界とは「新たな空間」です
逆さまになることで世界「新たな空間」がもう一つ広がります
ヒトは生まれてから立って歩くまでに獲得する空間があります
①寝転がって仰向けの空間
②寝転がって横向きの空間
③うつ伏せで見る地面から上の空間
④四つ這いで手の届く地面から上の空間
⑤立ち上がり地面から「真上」を見上げる空間
今では意識してないかもしれませんが
全部見え方が違う「空間」なんです
一般的にはこのくらいですが
皆さんは気づかず意識せずに5つの「空間」を獲得してきました
さて、
鉄棒に逆さまにぶら下がったときに「うわ〜変なのー」
って思いませんでしたか?
逆さまになるともう一つの「空間」が加わることを感じていただけたでしょうか
もう一つの空間は何を意味するのか
逆さまになると腕の向きや足の感覚も今までとは違う扱いになります
例えばブリッジで歩くと自由に前後へと動けるようになるまで少し練習が必要です
何を意味しているかというと
逆さまになることで身体の操作方法が増えるんです
普段生活している脳活動とは違う使い方をするのです
元体操選手があらゆるスポーツで活躍しているのをご存知ですか
これは身体の扱いの器用さを身に着けているから
逆さまの空間を獲得していることが
どんなスポーツでも器用にこなせてしまう理由の一つです